おせち料理あれこれ

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人気上昇中!和・洋・中折衷おせち!みんなが選ぶそのワケとは

和・洋・中折衷おせちとは?

近年、お正月におせち料理をお取り寄せする家庭が増えてきています。もう何回もお取り寄せを利用しているというリピーターもいらっしゃるかもしれません。それぞれのお店では素材にこだわったり、盛り付けに凝ったりしていて、種類もとても豊富になりました。でも、せっかく希望のおせちをお取り寄せしたのに「結局また今年も同じ感じ…」と家族に言われたりしたらちょっとがっかりですよね。 日本のおせち料理と言えばもちろん和風ですが、最近は和風以外のジャンルからもいろいろなおせち料理が販売されています。中でも中華のおせち料理は、大人から子どもまで楽しめるメニューが豊富で人気が出ているのだとか。今回は、和・洋・中折衷おせちとはどんなものなのか、人気のポイントについてご紹介します。 

まず、本場中国のお正月料理はどのようなものなのかご紹介しましょう。同じアジアですが、中国と日本では元日が異なります。日本はもちろん1月1日ですが、太陰暦を用いている中国では2月上~中旬ころに元日があり、この期間は春節と呼ばれ1年で1番大きな行事としてお祝いされます。日本では旧正月と呼ばれる時期のことですね。 
この春節期間には日本と同じく縁起の良いもの、ちょっと豪華なもの、豊かな生活を祈るものが食べられます。中国は国土が広いので地方によりさまざまではありますが、たとえば金運上昇や長寿招福のために餃子の餡の中にお金や落花生などを入れたりする文化はどの地域でも見られるようです。また、丸い形は幸運を呼ぶとの言い伝えから、アワビや丸いお菓子を食卓に上げることもあるようです。さて、一方日本で「中華」といえば、豆板醤などを使ったピリ辛料理や点心などがすぐ思い浮かびますが、日本で販売されている和・洋・中折衷おせちとはどのようなメニューなのでしょうか。 

・海老のチリソース煮 
 お祝いの席と言えば海老ですね。殻付きの海老は豪華な反面少々食べにくいのですが、チリソース煮は殻を剥いた車海老などが使われるので食べやすくて好評のようです。 

・カニ爪の揚げ物 
 海老とくればカニ。お重に並んでいるだけで豪華ですよね。揚げ物なのでボリュームもあり、満足できます。 

・焼き豚 
 豚肉を甘辛いタレに漬け込んで焼いた焼き豚は噛み締めるほどに美味しさが溢れてきます。 

・アワビのオイスターソース煮 
 高級中華の定番です。アワビを漢字で書くと「鮑」ですが、「宝」と同じ「ホウ」と発音することから、おめでたい食材とされています。 

・肉団子の甘酢あんかけ 
 みんな大好き、肉団子。甘酢あんはお酒やビールのお供にもピッタリですね。 

・点心 
 海老シュウマイや餃子、小龍包など、お子さんも大好きな点心が何種類か入っていることが多いようです。 

・フカヒレ 
 姿煮の場合、お重とは別皿に盛り付けます。お雑煮にふかひれスープというのもアリかもしれません。フカは翼のような形をしているので、飛翔・飛躍を表し縁起の良い食材とされています。 

いかがでしょうか。和・洋・中折衷おせち、なかなか良いと思いませんか。でもいきなり和風おせちから変更してしまうのは家族の反応も気になるし、ちょっと勇気が必要という方もいらっしゃるかもしれません。そういう場合は、いつもの和風おせちにプラスして一重や二重の量が少ない和・洋・中折衷おせちを注文するという方法もあります。和・洋・中折衷おせちの実力が確認できたら、翌年からは大きめのサイズを注文してみるのも良いですね。

まとめ

「お正月は伝統的な和風おせちで」と考える方がいる一方で、和・洋・中折衷おせちの人気が年々高まってきている理由はなんでしょうか。 
まず理由として挙げられるのは、もちろんお料理の内容です。もともと中華料理では冷製でおいしくいただける前菜が多く、和・洋・中折衷おせちにもそういったお料理がよく取り入れられています。メニューの多様さ、豪華さ、親しみやすさにより、和・洋・中折衷おせちに興味を持たれる方も多いようです。濃い味付けのメニューが多いのでお酒やビールにも合いますし、子どもたちにとっては、煮物や酢の物、かまぼこ中心の和風おせちよりも普段食べ慣れているものが多くなるのではないでしょうか。 

点心なども人気があり、お店ではほかほか温かいうちに食べることが多いですが、案外冷めていても味は劣らないものです。 また盛り付けに関しても、中華料理は赤を使ったお料理が多いので、おめでたい雰囲気もバッチリです。コインいり餃子やフォーチュンクッキーなども組み合わせると、盛り上がること間違いなしですね。 

また、おせちのお取り寄せリピーターの方々からすると、正直、定番のおせちには飽きてしまった方もいらっしゃるのかもしれません。おせち料理は、コレを食べなければならない、こうしなければならない、というものではありません。いつもより少し豪華な料理をみんなで囲み、新年を迎えられた感謝と健康長寿を祝う場なのです。いつもと違うおせちがきっかけになって会話が弾むとうれしいですね。今年は少し趣向を変えて、ぜひみんなが笑顔になるようなおせち選びをしていただきたいと思います。 

※画像は全てイメージです